第66回平成国際大学長距離競技会(4月29日)

昨年、自己ベストを出した「ゲンのいい」グラウンド(鴻巣市立陸上競技場)で、岡田望が「復活のノロシ」を上げた。このレースが、関東インカレ参加標準記録に挑む最後のチャンスだったが、B標準を突破して、しっかりとチャンスをものにした。
すでに大木皓太(スポ科3・成田高)、吉田匠(スポ科2・洛南高)が、A標準を突破しているので、AA+Bというエントリー基準を満たし、3選手が出場可能となった。
「これまで、好調なときでもうまく走れなかった。精神的なものもあったと思うが、今日は後半、しっかり上げられたので、手ごたえを感じている。ただ、もう一つレベルを上げていかないと、決勝には残れない」と言う岡田は、何かふっきれたように晴れ晴れとした表情だった。

昨年の関東インカレで、3000mSCの得点は大木の1点だけだった。今年は3選手が競い合って、マルチ得点に結びつけたいものだ。

●3000mSC
<4組>
1着 宮下隼人(東洋大)9分09秒38
2着 岡田 望(商4・國學院久我山)9分09秒83
3着 藤田竣也(神戸大院)9分09秒85

2000mまでは、じっくり構え、2000m過ぎからラストまで、ロングスパートで上位選手を捉えた岡田。これまで見られなかったレースぶりに、一皮むけた印象が(写真左)。

●5000m
<8組>
1着 杉本龍陽(札幌日大高)14分25秒23
2着 大石 巧(城西大)14分29秒19
3着 蝦夷森章太(東洋大)14分29秒59
14着 尼子風斗(スポ科3・鎌倉学園)14分48秒66

尼子は故障明け緒戦。走りにやや硬さが見られたものの、前半は上位につけて、自己記録更新も期待された。しかし、中盤以降、久々のレースとあって、流れに乗り切れなかった。

●1500m
<8組>
1着 的野遼大(MHPS)3分42秒96
2着 エノック・オムワンバ(MHPS)3分43秒52
3着 小室 翼(東洋大)3分46秒87
5着 齋藤雅英(スポ科3・国学院久我山)3分50秒57

2018-04-30