第256回日体大長距離競技会(4月22日)

おそらく関東インカレのハーフに出場することになるだろう清水歓太と石田康幸はトラック・シーズンの緒戦に10000mを選択した。清水の出場した7組から、雨がトラックを叩きつけるように激しくなった。しかし、清水は「いやな」コンディションをものともせず、自己新で走り抜け、関東インカレに向けて弾みをつけた。

●男子10000m
<7組>
1着 照井明人(NDソフト)29分18秒81
2着 多和田涼介(神大)29分20秒82
3着 久保和馬(山梨学院)29分20秒92
4着 清水歓太(スポ科3・群馬中央中等教育)29分24秒33(自己新)

上位入線の4選手による「がまんくらべ」のレースを最後まで粘って自己新。「まあ、最低の目標は達成」という清水は自己新の喜びより、ラスト勝負に負けた悔しさのほうが強かったようだ。

<9組>
1着 棟方雄己(カネボウ)29分09秒55
2着 大塚 倭(神大)29分10秒60
3着 上野 渉(Honda)29分10秒64
25着 石田康幸(商4・浜松日体)29分38秒81(自己新)

ペースの上げ下げが激しい消耗戦に石田はしっかりついていたが、7200mで集団から遅れていった。

●女子1500m
<4組>
1着 佐藤理子(東農大)4分43秒98
2着 九津見美代(東京城北AC)4分44秒00
3着 熊谷風花(旭川龍谷高)4分44秒48
9着 堀明日香(スポ科4・世羅高)4分48秒88

関東インカレ10000mに向けての刺激走。

●女子5000m
<1組>
1着 佐藤美雪(城西国際大)16分58秒47
2着 奥村純夏(大阪芸術大)16分58秒83
3着 鹿内弥生(松蔭大)17分17秒54
7着 古賀清華(文化構想3・筑紫女学園)17分30秒11(自己新) 

関東インカレの標準記録突破を期待したが、案外にペースが上がらなかった。

2017-04-23