第238回日体大長距離競技会(6月15日)

春のシーズンを締めくくる記録会で、柳利幸が1年ぶりに自己記録を更新し、13分台に突入した。これで、13分台の記録を持つ選手は、平和真、武田凜太郎、山本修平とあわせて4人になった。しかし、たとえば、明大が9人いるのに比べ、いかにも寂しい。5000mの記録がすべてではないが、長距離の「土台」であることに違いはない。秋には、柳に追いつき、追い越す選手がゾクゾク出てほしいものだ。

●男子5000m
<25組>
1位 山本伸輝(専大)14分54秒02
2位 北村宙夢(創価大)14分54秒47
3位 三澤 匠(創価大)14分58秒28
8位 谷口耕一郎(スポ科1・福大大濠高)15分09秒91
30位 森山青空(スポ科1・早大佐賀)15分55秒49
37位 高橋 叶(法1・国学院久我山)16分32秒76

谷口

ラスト30、ゴールに向かう谷口(右は周回遅れの高橋)。

森山

暑さに苦しんだレースをゴールする森山。

叶

中盤以降、足のけいれんもあり、失速した高橋。

<27組>
1位 稲田翔威(順大)14分38秒97
2位 茂山蓮太(佐久長生聖)14分40秒96
3位 新野元哉(山梨学院)14分42秒50
7位 大島遼太郎(スポ科2・下妻第一)14分49秒77
24位 高橋風成(スポ科1・早実)15分13秒23(自己新)
29位 鈴木皐平(教1・時習館)15分20秒09
35位 河合祐哉(スポ科1・時習館)15分26秒82
42位 住野竣平(商1・清風高)15分40秒08

大島

確実に14分台で走れるようになった大島には、もう2歩くらいのステップアップを期待したい。

高・山

高橋(5)は粘る走りで自己新、山下(6)は粘り切れず。

鈴木2

河合(2)、山下(6)を突き離して前を追う鈴木。

河合

中盤まで好位置につけていた河合。

住野

序盤、積極的なレースを進めた住野は1600mでペースが上がると、つけずに後退。

<28組>
1位 高木賢一(創価大)14分43秒94
2位 孕石健太(日体大)14分44秒90
3位 新田裕貴(東京国際大)14分44秒94
22位 箱田幸寛(スポ科2・世羅高)15分00秒04

箱田

箱田はゆるいペースの中盤までを、3番手で進んでいたが、ペースの上がった3000m以降、つけなかった。

<29組>
1位 蔵田秀純(山梨学院)14分29秒06
2位 新井翔理(中央学院)14分32秒55
3位 渡邊俊平(中大)14分32秒95
35位 徳留 駿(法4・早大本庄)15分06秒29

徳留

徳留も3500mからズルズルと後退。

<31組>
1位 小泉雄輝(日体大)14分18秒92
2位 古川敬祐(関東学院)14分20秒21
3位 富田浩之(八千代松陰高)14分21秒27
20位 藤岡孝彰(商3・早実)14分47秒78
35位 前野陽光(スポ科3・多摩高)15分28秒45

藤岡2

自己記録ペースで、いい流れに乗っているかに見えた藤岡だったが、まだ復調途上か。

前野

今回も苦しいレースになった前野(前を追う終盤)。

<34組>
1位 ジョセフ・オンサリゴ(南陽市役所)13分41秒71
2位 マイナディション・カルクワ(重川材木店)13分43秒19
3位 佐野広明(Honda)13分45秒32
6位 柳 利幸(教3・早大本庄)13分52秒43(自己新)
11位 田口大貴(スポ科4・秋田高)14分05秒23
8位 矢澤 曜(日清食品グループ)13分58秒38
13位 佐々木寛文(日清食品グループ)14分13秒65

扉2

中盤、10位前後の順位争いを繰り広げる先輩・後輩(左から、柳、矢澤、田口、佐々木)。

ヤナギ直線

その争いから抜け出した柳は、4000mから上位選手を追撃、一度は追いついたが、最後の直線で、渡邉和也(右端)、矢野圭吾(中央=ともに日清食品グループ)に突き離された。しかし、二の足を使い、粘り腰を見せての自己記録更新は見事!

田口

田口の動きも悪くなかったが、終盤、柳の動きに対応できなかった。

2014-06-16