第229回日体大長距離競技会(4月14日)

今春は強風に悩まされる日がやけに多い。日体大の2日目も、強風が収まらず、逆風のホームストレートでペースが意図せずに落ち、バックストレートでは自然に上がるという、ペース配分の難しいレースがつづいた。
そんなラフコンディションのなか、藤岡が独走で自己新を出したほか、高田、相原、鈴木、中村、山田などがいい走りを見せてくれた。
(扉の写真は、八重桜の下、ダウンをする藤岡=満開、臼田、山下、藤澤、安田)

●5000m
<13組>
1位 田辺一輝(NTN)14分57秒73
2位 細田敬太(武蔵野学院)15分04秒03
3位 藤花尚之(中央学院)15分06秒80
16位 箱田幸寛(スポ科1・世羅高)15分41秒24

前半は楽に走っているように見えた箱田。2700mから動きが悪くなる。

<14組>
1位 中島公平(水城高)15分00秒42
2位 小田俊平(土浦日大)15分00秒48
3位 富田賢也(流経大)15分08秒97
7位 安田 匡(商2・安積高)15分21秒07
26位 小林季生(人科2・佐久長聖)15分59秒41

上位と少し差がついたが、終盤まで粘り強く走った安田。


3000mで先頭に立った小林。なぜか3400mで突然後退。

<17組>
1位 中村駿介(社学2・岡崎城西)14分55秒09
2位 小園友大(國學院大)15分01秒81
3位 野崎健人(専大)15分02秒77
4位 鳥山 賢(教2・岡山城東)15分03秒08
13位 山下尋矢(スポ科2・浜松西)15分09秒88
25位 中山幸治(文化構想2・関東学院)15分32秒22


3800mでは山下(下の写真左)、鳥山(上の写真右)、中村(下の写真右)が先頭を争っていたが、4200mで山下が脱落。中村が一気に抜け出して好記録でゴール。見ごたえのあるレースだった。

中山は3000mすぎから、徐々に退がってしまった。

<18組>
1位 藤岡孝彰(商2・早実)14分43秒84(自己新)
2位 近並 郷(日体大)14分53秒99
3位 中神恒也(神奈川大)14分55秒12
6位 臼田康一郎(商1・佐久長聖)14分58秒17


2400mで飛び出した藤岡は、後半独走で自己新。
藤岡からは大きく遅れたが、臼田は小気味のいい走りで上位に食らいつく。

<19組>
1位 坂本竜平(専大)14分47秒10
2位 松井将器(東工大)14分47秒86
3位 松崎純也(青山学院)14分51秒31
6位 藤澤怜欧(スポ科2・多摩高)14分52秒89

藤澤には少しずつだが切れ味が出てきた。

<20組>
1位 熊代拓也(山梨学院)14分41秒40
2位 大川一成(藤沢翔陵)14分43秒06
3位 志塚亮介(上武大)14分47秒78
6位 山田侑矢(スポ科3・伊勢高)14分48秒77
29位 徳留 駿(法3・早大本庄)15分09秒55


安定した走り、そして気力のラストでまずまずの記録を出した山田。


徳留はまだ復調途上か。

<21組>
1位 青木 優(カネボウ)14分25秒36
2位 菊地聡之(城西大)14分34秒65
3位 星川裕貴(平成国際大)14分35秒01
6位 鈴木洋平(スポ科1・新居浜西)14分42秒47


気迫あふれる走りで好走した鈴木。

<23組>
1位 荒井七海(東海大)14分27秒88
2位 河村知樹(山梨学院附高)14分28秒05
3位 矢ノ倉弘(山梨学院附高)14分28秒52
22位 浅川倖生(スポ科1・西脇工業)14分49秒77

浅川と競り合っていた矢ノ倉(左)は3位。浅川は3800m以降失速。

<24組>
1位 高尾博教(大阪ガス)14分17秒45
2位 荻野眞乃介(日大)14分18秒34
3位 早川昇平(帝京大)14分19秒79
4位 高田康暉(スポ科3・鹿児島実業)14分20秒92
14位 相原将仁(教3・早実)14分25秒96


3600mすぎに先頭に出た高田(写真上)、残り2周で7、8番手まで下がったが、強烈なラストで再度巻き返した(写真下)。

相原も堅実な走りで、上位との差を開かせなかった。コンデションを考えたら、高田とともに好走だ。

2013-04-15