第46回東京六大学対校陸上(4月7日)

春のシーズンがいよいよ始まった。野球が「球春」というのなら、陸上は「走春」だろうか。
春一番目の大会は、まるで春一番が吹き荒れるようなラフコンディションのなか、国立競技場で行われた。
注目の5000mには、13分台の実績を引っ提げてルーキー平和真が登場。山本脩平とともに上位入賞が期待された。レースは中盤過ぎまで、スローな展開(3000mのラップ8分49秒)となったが、3200mで法大・関口、田井が一気にペースを上げると、山本、平はついていけず、そのまま法大のワンツーフィニッシュ。かなりのロングスパートを耐えきった関口、田井の強さが目立った。
ルーキーといえば、オープンの5000mに出場した武田凜太郎が、粘りとともにキレのある走りで、田口大貴、臼田稔宏らを振り切って勝ち、記録も対校5000mの山本、平を上回った。
●対校5000m
1位 関口頌悟(法大)14分21秒00
2位 田井慎一郎(法大)14分23秒33
3位 牟田祐樹(明大)14分32秒93
4位 山本修平(スポ科3・時習館)14分35秒27
6位 平 和真(スポ科1・豊川工業)14分37秒91

●対校1500m
1位 八木沢元樹(明大)3分49秒34
2位 廣瀬大貴(明大)3分52秒61
3位 樋上滝太朗(法大)3分57秒05
5位 高田康暉(スポ科2・鹿児島実業)3分59秒89
8位 浅川倖生(スポ科1・西脇工業)4分05秒52

●対校3000mSC
1位 東條嵩之(明大)9分19秒62
4位 相原将仁(教4・早実)9分36秒79
6位 鈴木洋平(スポ科1・新居浜西)9分42秒16

●オープン5000m
<1組>
1位 武田凜太郎(スポ科1・早実)14分23秒56
3位 田口大貴(スポ科3・秋田高)14分26秒77
4位 臼田稔宏(基幹理工3・佐久長聖)14分35秒12
8位 中村信一郎(スポ科2・高松工芸)14分51秒08
9位 田中鴻佑(法4・洛南高)14分57秒29
11位 高橋広夢(スポ科3・東大付高)15分02秒94
12位 志方文典(スポ科4・西脇工業)15分03秒96
13位 藤岡孝彰(商2・早実)15分04秒03
14位 三浦雅裕(スポ科2・西脇工業)15分09秒84
16位 関口直人(商4・浦和高)15分40秒81
17位 臼田康一郎(商1・佐久長聖)15分46秒53
18位 徳留 駿(法3・早大本庄)15分58秒10

中盤以降は、臼田稔、田口、武田(先頭から)の3人が競り合い、最後は最も苦しそうに見えた武田が抜け出した。

2200mで田口が飛び出し、田中がつづく。

滑り出しは三浦と志方が引っ張ったが、2選手とも後半大きく後退してしまった。


苦しい表情でゴールに向かう中村信には、粘りが出てきた。


最後の直線で志方をとらえた高橋。


藤岡

関口。吹き流しを見れば、風の強さがわかるだろう。

臼田康

徳留

●オープン5000m
<2組>
1位 藤澤怜欧(スポ科2・多摩高)15分04秒58
4位 山田侑矢(スポ科3・伊勢高)15分14秒67
8位 中村駿介(社学2・岡崎城西)15分23秒42
9位 山下尋矢(スポ科2・浜松西)15分24秒70

10位 鳥山 賢(教2・岡山城東)15分29秒43
13位 中山幸治(文化構想2・関東学院)15分53秒42
14位 箱田幸寛(スポ科1・世羅高)16分02秒32

藤澤に食い下がる山田。最後は藤澤の独走になった。

まずは中村が積極的に前に出る。

山下

鳥山

中山

箱田

●オープン5000m
<3組>
2位 安田 匡(商2・安積高)15分34秒39
3位 小林季生(人科2・佐久長聖)16分08秒08

安田(前)と小林が交互にレースを引っ張ったが、後半小林は失速。

 

 

2013-04-07