第80回日本学生対校選手権(9月10日)

連日、観測温度は34℃を超え、グラウンド上では44℃を超える猛暑の中、2日間で100mを3本(決勝3位)、400mを2本(決勝3位)、200mを1本(予選3組1位通過)を走った蔭山愛の(女性にはふさわしくない表現かもしれないが)奮迅の活躍は敢闘賞ものだ。男子陣も彼女のふんばりに負けず、厳しい争いになった総合優勝を目指してほしいと思う。
<男子総合>
1位 早大47点
2位 日大38点
3位 順大36点
4位 中京大25点

強烈な追い込みで100m3位に飛び込んだ蔭山の表彰式。

●男子5000m
1位 村山謙太(駒大)13分54秒00
2位 J.オンサリゴ(創造学園大)13分54秒76
3位 大迫 傑(早大)13分55秒22
4位 窪田 忍(駒大)13分56秒62
9位 佐々木寛文(早大)14分13秒58

残り5周、ここから東海大・早川翼が遅れ始め、入れ替わるように優勝した村山が上がっていった。

ラスト400、まず、オンサリゴが動き、大迫、窪田、村山が追う。

残り3周、抜け出した上位4人のあと、佐々木、中大・棟方雄己(6位)、日大・佐藤佑輔(7位)、順大・田中秀幸(5位)の5位争い。佐々木は9位に終わったが、「夏合宿は、距離を積むというより、ケガをしないよう慎重に調整をしてきた。この結果に満足しているわけではないが、これからのシーズンに向けて手ごたえは感じた」と言うとおり、復活を印象づけるいい走りだった。

中盤あたりでは、一番余裕がなさそうに見えた村山が、直線抜け出して優勝。ユニバーシアード代表の早川、出岐雄大(青学大)が苦しむなか、大迫だけが力を発揮した感のあったレースだった。「ユニバ後も、駅伝やインカレに向けてといった特別な練習をしたわけではなく、いつもと変わらない練習をしてきただけ。5000は1500の勢いで走ったという感じです」(大迫)。

 

2011-09-11