日本学生対校選手権大会(9月12日)

●3000mSC決勝

1位 山下 洸(中京大)8分53秒45
2位 山口浩勢(城西大)8分53秒98
3位 赤染 健(東海大)8分54秒40

11位 工藤皓平(早大)9分20秒10


最後方からと、さすがに苦しいレースになった工藤は、ラスト1周で日大・和田朋之を捉え、11位でゴール。

●5000m女子

1位 西原加純(佛教大)15分38秒19(大会新)
2位 竹中理沙(立命大)15分46秒99
3位 鈴木亜由子(名大)15分49秒22

20位 天児芽実(早大)17分08秒58

大会新の出たペースに、天児は、序盤で先頭集団から離されていったものの、落ちてくる選手を拾いながら粘り強いレースをした。

東北福祉大・石山真紀子にゴール前で競り負ける。

●5000m男子

1位 三岡大樹(京産大)14分01秒90
2位 矢澤 曜(早 大)14分03秒92
3位 G・ベンジャミン(日大)14分04秒61
4位 鎧坂哲哉(明 大)14分05秒54
5位 八木勇樹(早 大)14分07秒20
6位 中原 大(城西大)14分11秒57
7位 早川 翼(東海大)14分13秒28
8位 長谷川裕介(上武大)14分14秒58

10位 大迫 傑(早大)14分22秒53

10000mの疲れが残っていたのか、ベンジャミンがまったく動かず、レースは先頭がめまぐるしく変わる大混戦になった。しかし、残り2周を過ぎると、三岡がスパート。虚を突かれた「関東勢」は、あわてて追ったが、三岡がそのまま逃げ切った。

上の写真4点は、すべて3400m。混戦の様子がわかるだろう。大迫は1400mで先頭に立つなど、終盤まで上位を狙える位置にいたが、三岡が飛び出したあと、上位に取りつけなかった。矢澤は2800mで仕掛け、ペースを上げたが、集団がバラけず自重(それが、この混戦に)。八木は「珍しく?」安定した冷静なレース運びで、自信が感じられた。

ベンジャミンを振り切りフィニッシュする矢澤。

八木は最後の1周で置いていかれ、そのままかと思われたが、1500m同様、驚異のラストで5位に食い込んだ。

表彰台で涙ぐむ三岡(コンタクト?)の横で、変わらないクールな表情の矢澤。

はじまった秋の陣。3日間を通じ、1年生には試練のインカレになったが、長距離陣は近年になく充実した内容だったといえるだろう。

2010-09-12