第63回丸亀国際ハーフマラソン(2月1日)

 駒大からは、4枚看板のうちの2枚、星創太と高林裕介が出場してきた。昨年が、卒業する4年生、豊後友章と平野護だったことを思えば、準エース2人の出場は危機感の表れとみていいだろう。

 早大からは、ポスト竹澤の期待がかかる八木勇樹。来年の箱根では山登りの可能性も高いので、今年5区を走った星、そして、山梨学院・高瀬無量との対決も楽しみだった。

 レースは予想どおりモグス(山梨学院)とダニエル(日大)が飛び出し、5キロ、14分09秒というハイペースで進められた。しかし、日本人選手はけん制しあって、5キロ、15分03秒のスロー。5キロすぎからペースが上がり、5ー10キロは14分44秒。先頭集団にいた八木は、徐々に遅れはじめる。さらに、10キロから15キロのラップを15分20秒と大きく落とし、50位以下に後退した。終盤、追い上げたものの、38位に終わった。

 タイム的にはまずまずだが、箱根で、1区区間14位の松原健太(東農大)、5区22位の高瀬、3区14位の田村英晃(東農大)、3区20位の井上直紀(専大)と実績を残せなかった選手の後塵を拝したのでは、納得の走りとはいえないだろう。ライバルとなるべき星、高林に1分やられたのも、まだまだ力不足を感じさせた。ちなみに、1年生のとき走った竹澤健介は62分26秒、昨年走った尾崎は63分12秒。今年からのコース変更でタイムは出やすくなるといわれていたが?

 このレースは、早大エースの登竜門。八木は、これをバネに、大きくはばたいて、竹澤の後継者になってほしいものだ。

<結果>

1位  メクボ・モグス(山梨学院)60分37秒                                 2位  ギタウ・ダニエル(日 大)61分34秒                           3位  佐藤  敦(中国電力)62分24秒                            以下、主な大学生選手                                        8位  星  創太(駒 大)62分30秒                               12位 高林裕介(駒 大)62分36秒                               16位 松原健太(東農大)62分54秒                              19位 高瀬無量(山梨学院)62分59秒                             20位 中川 剛(山梨学院)63分00秒                            22位 田村英晃(東農大)63分01秒                              29位 井上直紀(専 大)63分21秒                               32位 安田昌倫(明 大)63分25秒                               38位 八木勇樹(早 大)63分30秒

2009-02-03