第82回日本学生陸上競技対校選手権(9月6日)

日本インカレの1日目、注目の10000mで、山本修平、柳利幸は表彰台こそ逃したものの、4位、6位入賞を果たし、駅伝シーズンに向けてまずまずのスタートを切った。レースは4200mでトップ集団は、キトニー、村山、山中、カリウキ、西池和人(法大)、そして柳、山本の7名に絞られた。5400mでキトニーがペースを上げると、村山以外はついていけず、さらに山本は残った4人からも遅れていった。しかし、ここからが春との違い。終盤ジリジリ追い上げ、8500mからは柳と一進一退のレース繰り広げ、最後は柳を突き離した。山本の粘り腰、そして競り負けたとはいえ、柳の自信に満ちた走り。それぞれに見どころのあった好レースだった。

●男子10000m決勝
1位 ダニエル・ムイバ・キトニー(日大)28分17秒31
2位 村山謙太(駒大)28分43秒89
3位 山中秀仁(日体大)28分45秒63
4位 山本修平(スポ科3・時習館)28分57秒21
5位 中谷圭佑(駒大)28分58秒80
6位 柳 利幸(スポ科2・早大本庄)28分59秒12(自己新)
7位 ジョン・カリウキ(第一工業大)28分59秒59
8位 我那覇和真(神大)29分00秒28

ラスト

ラスト1周、5人で形成していた4位グループから抜け出す山本。春には見られなかった粘りを感じさせる走りだった。

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7月のホクレンでは、惜しくも28分台を逃したが、インカレで堂々の28分入り。最後の直線で駒大の1年生・中谷に差されたのは悔しいだろうが、夏合宿を乗り越え、さらに力をつけてきた。

●男子10000m競歩
1位 西塔拓己(東洋大)40分20秒18
2位 高橋英輝(岩手大)40分22秒88
3位 木村洋介(順大)41分12秒86
4位 松永大介(東洋大)41分31秒51
5位 小林 快(社学3・秋田工業)41分34秒02(自己新)

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小林は7200mまで、世界陸上20キロ競歩6位入賞の西塔(先頭)に食い下がっていたが、以降、離される一方になった。それでも、堂々の自己新だ。箱根の道を「断念」して臨んだ大会だっただけに、表彰台に上りたかっただろう。それより、なによりびっくりしたのは、岩手大・高橋(西塔の横)の健闘だ。一時はトップに立つなど、最後まで西塔と競り合い、スタンドを沸せた。

●男子1500m決勝
1位 油布郁人(駒大)3分46秒29
2位 齋藤真也(東洋大)3分48秒13
3位 東海真之介(関学)3分49秒83
4位 池山謙太(スポ科2・長岡大手高)3分50秒19(自己新)

池山

予選1組6位で決勝に進んだ池山は、自己新で4位入賞。予選2組に出場した高田康暉は、10位で決勝進出を逃した。

 

 

 

2013-09-07